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減塩生活一ヵ月で体に起こった変化

「日本人は塩分を取り過ぎている」と巷ではよく言われている。

インターネットを調べると、どこもかしこも塩分摂取を続けると怖い病気になったりすると、塩分の取り過ぎリスクを謳っている。

そういった情報を目の当たりにして、僕は心配になり自分の食生活について見直すことにした。

厚生労働省が公開している「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書 によると、塩分の一日の摂取量は、成人男性は8.0g、女性は7.0gを推奨している。

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そんなに入ってるんですか?

今まではスーパーで買い物をする時も、商品の裏に記載されている塩分相当量がどれぐらいかなんて気にしてなかった。

これが、結構入っている。下手すればレトルト食品一食分で一日必要量の8gを越えているものもある。

今まで、普通にカップラーメンとか、コンビニ弁当とか、気兼ねなく食べていたので、正直、塩分相当量の表示を気にするようになってから、現代人が一日にどれだけ塩分取っているのかを知り、驚愕した。

そこで、決めた。減塩生活をしようと。

食生活を根底から見直す

僕は、結構、こだわり性なので塩分をとにかく取らないように心掛けた。

例えば、ソバを食べたときはつゆは飲まないとか、野菜炒めを調理する時は、塩は使わず黒コショウと味の素とニンニクを入れて味付けをしたりした。

ただ、減塩するだけではもの足らず、余計な塩分を排出してくれるカリウムを豊富に含んだ野菜や大豆、バナナなどをよく食べるようにした。

とにかく、これまでの悪習慣から足を洗うつもりで食生活を根底から変えていった。

これで病気リスクは減り、血液はサラサラになり、心臓や肝臓にも負担をかけない健康体になれると信じながら・・・

そういった状態で一ヵ月が過ぎようとしていた。

半月過ぎた頃から・・

半月過ぎた頃から体に変調が現れる。

最初は、髪から始まった。

ハリとコシが無くなってきたような気がした。ドライヤーで乾かしてもボリュームが出ないというか・・

それから、椅子の背もたれが痛いと感じるようになった。最初は、背もたれのクッションがへたってきたからだと思っていた。座る姿勢が悪いとか。

しかし、どの椅子に座ってもやっぱり痛い。そのうち、背骨が当って痛いのだと気づく。

背骨が妙に浮き上がってきたような気がして、ある日、鏡で背中を見ると確かに背骨のラインが目立ってきたようにも感じる。

何か、悪い病気になったのではないかとインターネットで調べてもこれといった情報もなく。

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一ヵ月後

それから、何だか、ちょっと歩いただけですぐ疲れるようになってくる。風邪を引いたときのように体が重くて何をするのもしんどい。

気力が無くなっていった。

洗面所で鏡の前の頬のこけた自分の顔を見て、そこで初めて気がついた。

痩せている。

慌てて体重を測ると以前よりも、5キロも減っている。僕自身、元々ヤセなので、ヤセから5キロ引いたらヒョロヒョロだ。

それで、ダイエットのやり過ぎについての記事をインターネットで調べると共通点がある。思い返すと、背骨の件も筋肉の量が減ったことで、背骨が浮き上がっているように見えていただけだということに、ようやく気付いた。

筋肉の量が少なくなっているから、ちょっと動作するとすぐに疲れてしまう。

減塩生活って何だったの?

つまり、こういうことだ。

減塩生活をしようとすると、必然的にインスタント食品、レトルト食品、コンビニ弁当、菓子パン、スナックなど、あまり健康によろしくないと言われている高カロリー食品を避けることになる。

大抵、高カロリー食品は、高塩分食品になる。カロリーをしっかり取れる低塩分食品などそれほど無い。だから、野菜中心のベジタブルで低カロリーな食生活になるわけだ。

後で、計算してみると一般男性の消費カロリーの半分ぐらいしか、僕は、この一ヵ月ほど摂取していなかった。そりゃ、痩せるわな。

それに、塩分についても減らし過ぎると、低ナトリウム血症という状態になるらしく、確かに僕にも貧血のような症状があった。

その後

体の不調の原因は分かったので、とにかく食べることに専念した。筋肉の量を増やすために野菜よりも、魚や肉や卵をよく食べてタンパク質を補うようにした。

体重は、徐々に戻っていった。

前のように、ちょっと動いただけでフラフラしたり、疲れたりというのも無くなってきた。

背もたれも今は、痛くない。

ネットの塩分取り過ぎリスクの記事に煽られ、減塩に意識が行き過ぎ、カロリー摂取を怠ったという、間抜けな体験だった。

食べても太らず、免疫力がつく食事法 石黒 成治 (著)
シンプルに「食事法」に着目し、それを改善することで、健康を手にし、ダイエットもできるということをエビデンスベースで解説する。

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