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これからの時代、ブログは何をすべきか?

どんなブログを書くかという話になると必ず、儲かるのか、儲からないのかという金の話になる。

僕は雑記ブログを書いている。36記事書いた現時点では儲かりそうな雰囲気はない。まだアドセンス広告をつけてはいないが、つけたところで、多分、月にワンコインにもならないだろう。どちらかと言えば、今は実験室としての役割が大きい。

どういった記事が見られるのか、見られないのか、トレンドニュースを扱ったこともある。そして、トレンドを扱った記事は、ことごとく寿命が短く、何となく書いたちょっとした日常の出来事をテーマにした記事が息長く読まれたりする。

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放置したブログが、なぜか・・

このブログに記事を投稿するのは、半年ぶりなのだが、つまり、半年間、放置していたのだ。それが、この前、google アナリティクスを開いたら、放置している割にアクセス数が3倍ほどになっていて驚いた。( 3倍と言っても、そもそも誰も見てなかったブログの3倍ではあるが・・ )

そして、以前書いた記事の中でトレンド記事はほとんどアクセスされていなかった。アクセスを伸ばしていたのは、それ以外の、当初あまり期待していなかった記事の方だ。

つまり、Googleがインデックスを収集し、記事が検索結果として評価されるまでには、数か月、いや半年以上かかることもある。ドメインパワーが無いブログが時事を扱っても、半年遅れの速報ニュースのようになってしまう。

ブログ初心者にとって、トレンドは扱うべきでないジャンルの一つだろう。

メジャーキーワードは既にオワコン化

SEO対策だと言って、キーワードを入念に調べて戦略を立てるという話も聞くが、実際のところ、がっちりキーワードを意識して書いた記事は、あまり人が来ない。むしろ、何も考えずに書いた記事の方が読まれていたりする。

なぜ、こんな現象が起こるかと言えば、人の集まるキーワードには、ブロガーも集まるわけで、いわゆるレッドオーシャンになっている。そして、結局、大きな収入を得ている成功したブロガーが取り扱うテーマは、金の話、ダイエット、健康、転職、スキルアップなど、 ほぼ、界隈では定番と呼ばれているジャンルだ。

「ニッチ市場を狙え」と、まことしやかに言われることがあるが、ご安心を。儲かるニッチ市場は、すでに大きな魚で埋め尽くされている。残されたのは彼らが食べ散らかした僅かな残骸だけだ。日本のブログ市場は意外に小さい。もはや中国語でブログを書くべきかもしれない。

結局、何も考えずに書いた記事が読まれるというよりは、メジャーなキーワードを使った記事ばかりが多すぎて、そうでないマイナー情報を探している数少ない人たちが、マイナー記事に集中しているだけなのだろう。SEO分析ツールを使ってキーワードの調査をしたところで、そういった数字は出てこない。

例えば、SEOに関する記事を書いたとして、月に得られるアクセスは1~5で、誰も遊んでいないボードゲームについての記事が、週に2アクセス集めることが出来たとしたら、ビッグキーワードだろうと、月間の検索数が数百万だろうとSEOの記事を書く意味はない。

熾烈な競争を勝ち抜いて検索上位に君臨できるなら話は別だが。

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ブログ錬金術の衰退

どのブログコンサルも同じことしか言わないため、それに習ってブロガーたちが似たような記事を書き、ネット上がそればかりになる。そして、それが需要を上回る供給となる。で、レッドオーシャンの出来上がり、といった具合だ。

コンサルたちの薦めるどこかで聞いたことのある手法の数々は、すでにレガシー化していおり、薄っぺらい記事を量産して荒稼ぎするといったゴールドラッシュは、すでに終わっている。

その裏では、ブロガーたちが書きたがらない儲からないジャンルが閑散としている。そこに、似たような情報ばかりのネットに飽き飽きしている一定数の客層はいるわけで、そういった需要は常に存在する。

大きなレッドオーシャンがあるということは、どこかに無数の小さなブルーオーシャンがあるということだ。ただ、市場規模が小さすぎて儲からないので誰も入ってこない。

だから、収益を度外視するならば、アクセスを集めることは容易い。誰も書かないことを書けばよいだけだから。収益に縛られるとそれが出来なくなる。

情報総ゴミ化時代

現時点では、このブログのPVは一日、30~50ぐらいだ。ただ、ページの滞在時間が長かったりする。つまり、途中で離脱せずに記事を閲覧している時間だ。しかし、ページビューは1だ。タイトルで釣って「ああ、この情報知ってるわ」と肩を落として訪問者が数秒で離脱してもページビュー1だ。

ブログ界隈では、月にPV〇〇万というような言い方で評価しがちだが、訪問者が満足しているかどうか、という部分には触れられていない。ただ、満足度を上げたところで収益に繋がる保証も無というなら、薄っぺらでも量産した方が収益を得られる、ということになってしまう。

利益追求とページビュー至上主義によって薄っぺらな記事が蔓延する。ブログメディアは情報の質が悪いというイメージが世間に定着し、全体としてアクセスを減らす。キュレーションメディアに人が集まるのは、結局、ゴミの山からダイヤを見つけてくれるからだろう。そして、ゴミはさらにゴミへ。

情報総ゴミ化時代、利益追求型の情報発信は、既に限界を迎えている。

もし、あなたがブログを始めようとしているのなら、さっさと退却して、別の方法にシフトした方がよいのかもしれない。

図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
山崎元 (著), 大橋弘祐 (著)

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